グリムス (+12.8% 16日)
INEST (-14.3% 17日)
フコク (+2.3% 15日)
グリムスは一時期の含み損を乗り越え勝ちをもぎ取る。結果的に売ったタイミングもよく、金額としてはこれまでで最高の+25,500円。
2度目の売買となったINESTは上昇することもなく下落。
フコクはよくわからないので決算前に売却。(決算は良かったようで騰がるかもしれない)
これで一旦整理がつき、新手法を試す時がきた。
書籍で仕入れた新手法、(著者はそこそこの数出版しているのでそこそこ有名っぽい)これまでやってきたこととは根本的に違う。
まずトレード手法はテクニカル分析のみでファンダメンタルズは考慮しない。
私もテクニカル分析(テクニカれてはいない)のみでトレードした時期はあったが、ここ暫くはファンダメンタルズも意識していたのでまずここが違う。
そして対象銘柄。
これまで、中・小型株を中心にトレードしてきたが今度は逆に大型株(5000億以上)が対象となる。
これは中・小型株にありがちなトリッキーな動きを避けるためで、法則に従って動きやすい大型株で確実な勝利を狙う。
そして、この手法の良いところは、「売りも買いもできる」という点。これまで下げ相場の中でも「買い」でもがいてきたが、少しは戦いやすくなるのではないだろうか。その分リスクも上がるがこればかりは避けられない。
しかしまあ、そもそも本に書いてある手法などで勝てるのなら苦労はないという話ではあるのだが、試してみようと思ったのには理由がある。
というか、これまで様々な情報を取り入れてきたが、具体的にいつ買い、いつ売れば良いのか示されているものはそれほど多くはない。つまり、多くの情報は具体性に欠けるため、いざ実践しようと思ってもどう実践して良いのかわからないのだ。
その点、この本の手法は「売り」と「買い」のタイミングが具体的に示されていて、シグナルもわかりやすい。
それならば本を読み、その手法を試せば誰でも勝てるということになるのだがそう単純でもない。
本に書かれているのは、いわばいくつかの方程式が示されているようなもので、実際にどの銘柄を選び、どの方程式を使ってその問題を解く(チャートを読み取る)かは個人の手腕に託される。チャートは千差万別、難易度も様々、2つとして同じ問題はないわけで、それに対して正しい答えが導き出せるか否かはやはり経験によるところが大きい。
それに、数学と大きく違うのは「方程式は完璧ではない」というところだろう。例えるなら天気予報のようなもので8割方当たるとしても2割は必ず外れる。数学ならば間違いさえ犯さなければ必ず正しい答えが導き出せるが、株はそういうわけにはいかない。方程式通りに売買してもそこには必ずイレギュラーなバグが存在する。
こればかりは仕方ない。100%勝てる手法など存在しないのだから、その中でどれだけ高い勝率をあげ、外した時の損失をどれだけ抑え、その結果トータルでどれだけ利益を上げられるかというのはどんな手法でも同じであろう。
この手法のもう1つの良いところは、過去問を試せるというところだろう。過去のチャートに方程式を当てはめ、実際にその通りに動いたのか、自分の理解が正しいのかということを確認できる。過去問は数えきれないほどあるわけで問題には事欠かないだろう。
さて、過去問はさておき実践である。
まず楽天証券のスクリーニングで銘柄を絞り込む。売りも買いも行うのでそれほど細かいスクリーニングはいらない。単純に時価総額3000億以上、そして20万以下で買える銘柄で絞り込むとその時点で既に61銘柄。
多少の入れ替わりはあるだろうが基本的にトレードを行うのはこの中からのみということになる。
次に、絞り込んだ61銘柄のチャートをツラツラと見ていき、トレードしやすそうな銘柄を探す。まずは「買い」から。候補が意外に少ない。やはり今は全体的な地合いが良くないのだろう。どちらかといえば「売り」となる候補の方が多い。
少ない買い候補の中からできるだけ分かりやすいチャートを探していく。綺麗な波を描き、わかりやすい陽線が出ているものが望ましい。
そうして選んだものが、
東一 NTTデータ (時価総額:24557億)
兆単位の大型銘柄を購入するのは最初にトレードしたパナソニック以来、久々である。
陽線がコマで少々頼りないのが気にかかるがまずはここから入ってみよう。
そして翌日。
大陰線!
ファッ!?
3.5%の下落!
いったい何を間違えたのだ。
ぬうぅ…
どうすべきか。とりあえずもう1日待ってみるか。いや、数日後に決算…いっそのこと跨ぐか…
初っ端から波乱万丈である。