6/7の取引
パンダがご懐妊すると東天紅(中華料理)の株が騰がるらしい。
「投資家心理を読め」と言うが、そんな心理わかるか!
とか思っていた週明け月曜日。
東一 日本コークス工業 (水素 時価総額:320億)
東一 クロス・マーケティング (DX 時価総額:137億)
東一 ネットマーケティング (婚活 時価総額:60億)
全て現物で購入。
今回も人気のテーマから。ネットマーケティングは10バガー候補筆頭でもある。
だったのだが。うーむ。
楽天のテーマサーチの場合、「人気ランキング」と「急上昇ランキング」が基本。
人気ランキングは過去72時間のアクセス数、急上昇ランキングは過去24時間のアクセス増加数をランキングしたもの。
これの場合、“皆が注目しているテーマ”というだけで、必ずしも急騰しているわけではないというのが難点。
もっとうまい探し方はないものか…
といろいろ探ってみる。
テーマ探しに使えそうなサイト
騰落率の高さや低さ、新着のテーマ順等で並び替えができるので、今正に騰がっているテーマや新たなテーマを発掘できる点が◎。操作も快適で、過去5日、10日、20日、75日の騰落率を瞬時に切り替えられる点も◎。
ただ、過去5日が最短の指標なので1日、2日で急騰したようなテーマには出遅れそう。
かぶれん
こちらのサイトの「好調な業種・テーマ株ランキング」で、独自の得点による好調テーマがランキング形式で表示できる。テーマ名も独特?で、よりピンポイントにテーマをついているような気もするので、穴場の銘柄が見つかるかもしれない。直近1日~最大10年まで期間を切り替えられるのも便利。
テーマだけでなく、個別銘柄の騰落率を直近1日~最大10年まで表示できるのも便利。
難点はテーマランキングの更新タイミングが引け後のようなので参考に取引できるのは翌日から。
さらにこのサイト、「株の練習」ができるようで、(しないが)他に初心者におすすめの株情報も載っているのでトーシロの私にはいい勉強になりそう。お世話になりもす。
投資の森
「業種別値上がり」「高配当」「低位株」など様々なランキングが掲載されているサイト。その中の「テーマ株ランキング」で変動率(騰落率?)順に並び替えができる。ただなんだろう?何かと説明がないのでちょっと分かりづらい。さっきの変動率もいつからいつまでといった期間は書いてないし、「チャート」という項目での並び替えもできるのだが、チャートって何順?
他には「暴落メーター」や、「AIによるその日の日経平均予想」なんかもあったりして、朝一チェックするといいかもしれない。
松井証券
原点に帰って松井証券。ここが1番使えるかも。楽天証券のようなアクセスランキングの他、騰落率でのランキングが可能。騰落率は昇順でも並び替えできるので空売り銘柄を探すのにも重宝しそう。取引中も随時更新されるので早めのタイミングで反応できる点も◎。
難点を言えば口座開設をしないと使えないのでそこだろうか。
開設してて良かった。今まで役に立たないとか言って申し訳ない。
ちなみにマネックス証券でも松井証券と同じような検索ができる。SBI証券と楽天証券でももしかしたらできるのかもしれないが探した限りでは見つからず。
6月7日引け後、各サイトで更新のタイミングが違うので対象日がずれてるかもしれないが、上位1位~5位のテーマを拾ってみた。
サイト別テーマランキング
サイト | 探し方 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 |
楽天証券 | 人気ランキング (過去72時間アクセス数) | 半導体 +0.55% | 半導体製造装置 +0.46% | DX +1.01% | 旅行 +0.27% | パワー半導体 +0.24% |
Quick Money World | 5日騰落率高い順 | 予防医療 +5.35% | パワー半導体 +4.12% | GoToキャンペーン +3.52% | オータムストック +3.02% | 海底資源 +2.91% |
かぶれん | 好調・人気の業種 テーマ株ランキング1日 (値上がり率基準) | 牛丼 391.68P | テスト(デバック) 258.56P | 店舗ビル 235.6P | 焼肉 232.755P | クリーニング 232.3P |
投資の森 | テーマ株上昇ランキング (変動率) | eスポーツ +2.14% | 働き方改革 +2.04% | カジノ +1.97% | 遠隔医療 +1.64% | 旅行 +1.25% |
松井証券 | テーマ一覧 (騰落率降順・1日) | 牛丼 +7.69% | 木材 +5.92% | 豆腐 +4.46% | 中古バイク +3.64% | 企業経営 +3.35% |
こうしてみるとサイトによって全く結果が異なっている。対象となる期間、アクセス数か騰落率かといった違いがあるので当然といえば当然だが、なかなか面白い発見もあった。
例えば松井証券のこの日の騰落率1位のテーマ「牛丼」は+7.69%という高い数値を叩き出したが、これは「三光マーケティングフーズ」が約30%も上昇したためで、他の吉野家は微増、ゼンショーは微減、松屋はプラマイ0。
翌日の株探の三光マーケティングフーズのニュースでは、
特に目立った材料観測されないがアフターコロナ関連の一角として。
株探
そもそも三光マーケティングフーズの牛丼って何のことだ?と、四季報の企業情報で調べてみると、
『金の蔵』など居酒屋チェーン展開。焼き鳥業態を育成中。急拡大させた焼き牛丼事業は大量閉店。
四季報
閉店しとんのかい。
牛丼関係ないではないか。
こうなるとテーマでもなんでもないので案に飛びつくのは非常に危険である。
様々なテーマ情報を複合的かつ俯瞰的に見てその本質を見極めることが重要ってことだろう。
まとめると、
楽天証券の人気ランキング・Quick Money World → 旬のテーマ。数日~数週間のトレードの参考に。
かぶれん → 昨日盛り上がったテーマ。指定期間を変えることも。意外なテーマがみつかるかも。
投資の森 → 参考にしにくい。意外なテーマがみつかるかも。
松井証券・マネックス証券(騰落率ランキング) → 更新が速いので数日のスイングトレードからデイトレまで。ただし慎重に見極める必要有。アクセスランキングもあるので旬のテーマもカバー。とりあえずこれがあればOK。
といった感じだろうか。
安全なのは人気ランキングで大きなテーマの流れを感じながらトレード、しかし大きく利益を得たいならリスクを承知で騰落率の高いところに飛び込まないといけない…
ま、それはそうか。